中蒜山・上蒜山(1202m・1123.3m)は、岡山県最北端に位置する。「蒜山」とは、上蒜山・中蒜山・下蒜山の三座の総称である。
中蒜山を下ったところから見る上蒜山 | 大きな地図で見る |
歩行距離 | 8.6km |
所要時間 | 5時間50分 |
累積標高差 | (+) 844m (-) 844m |
コース | 塩釜冷泉駐車場09:40 → 一合目10:00 → 五合目・日留神社 → 県境尾根出合11:20 → 中蒜山11:35 → 上蒜山13:05 → 県境尾根14:30 → 塩釜冷泉駐車場15:30 |
上蒜山には、昨年の4月6日上蒜山スキー場より挑戦したが、未だに積雪が深く5合目まで登り断念した。調査不足が災いした。鳥取県・岡山県北部は正に雪国であった。5月に入らなければ無理がある。今回は2度目の挑戦である。
昨日は、伯耆大山に登り道の駅「大山恵みの里」にて車中泊。早朝移動。塩釜冷泉・中蒜山登山口より登る。
私有地である、塩釜ロッジの奥の無料の駐車場に車を置き出発する。登山口には、湧水の水場がある。登山口の塩釜は、旭川の支流である井川の源流域で、中蒜山の伏流水が湧き出ており「日本名水百選」に選ばれている。雑木林の中の山道を行くと作業道に出る。100mほど進み道標に従い左に折れると1合目の道標がある。しばらく平らな巻道を行くと沢を横切りだんだん上りの道になる。周囲の森が深くなる。三合目まで来ると傾斜がきつくなり、ひたすら登りの道になる。5合目には日留神社が祀られている。傾斜は少しおだやかになっていく。山道沿いにヤマツツジが咲いている。6合目からまた厳しい急登になる。ロープや鎖が張っている場所もある。8合目を過ぎると木々も低くなり視界が開けてくる。やっとの思いで急登を過ぎると、県境尾根にでる。左に行けば下蒜山に行く。左折して中蒜山方向に進む。両側に笹が生い茂る稜線の道は快適。ササユリとイブキトラノが沢山咲いている。左に見える蒜山盆地の眺望が素晴らしい。
前方に中蒜山山頂と避難小屋が見えてくる。避難小屋横を右折すれば上蒜山に行くが、まず中蒜山山頂(1123.3m)に行く。山頂からは蒜山盆地と上蒜山、日本海がよく見える。大山は、上蒜山に隠れて見えない。避難小屋の横の道を下っていく。樹林を抜けると草原の尾根道に出る、目の前に上蒜山、その横に矢筈ヶ山、右手に倉吉市街と日本海を見ながら尾根を下っていく。元気のいい若者が、雲の話をしながら追い越して行く。今日は天気に恵まれた。山道には、赤みがかったヤマボウシ、イブキトラノ、ヤマツツジが咲く。標高986m鞍部を通過、一休みしてコンビニ弁当を食べる。上蒜山の西側斜面の急登に取り付く、特に急斜面には鎖が取り付けられているが、太いので鎖が重くて、鎖を持つと逆に疲れる。息を切らし何度も休みながら、上蒜山の頂上(1202m)に達する。山頂は樹林に覆われ展望はない。もうし出て中高年夫婦の記念撮影をしてあげる。その夫婦は反対側の上蒜山スキー場から登ってきたとのことで、8合目の展望はすばらしく、大山がよく見えるとのことであった。行ってみたいが、車をとりに行かなければなくなるので往路を引き返す。無事塩釜冷泉の駐車場にたどり着く。
下山後、萩へ向け帰路の途に付く。途中、日本海がよく見える道の駅「キララ多岐」で車中泊まる。夕方パトロールに人たちが、巡回してきた。何故かと思っていると。夜中南米系の若者達がトイレの前でサッカーをしている。結局、何も無かったが。不気味だ・・・。明日朝は萩へ帰る。
早朝、蒜山に向かう途中、大山の方向を見るが雲がかかり見えない。右の山は鳥ヶ山。 |
塩釜冷泉の奥の無料駐車に車を置き出発する。 |
|
塩釜冷泉登山口に入る。名水100選に選ばれた湧水がある。 |
林道を経て1合目から登山道に入る。 |
一合目毎に標識がある。 |
急登を登る。 |
振り返れば蒜山盆地の絶景が広がる。 |
県境尾根に出る。 |
尾根道にはたくさんのササユリが咲く。 |
下蒜山(1100.3m)が見える。 |
イブキトラノオ |
中蒜山山頂(1123.3m)に立つ。 |
上蒜山を目指す。 上蒜山に向かう笹原の稜線。強風で笹がなびく。 |
ヤマボウシ |
尾根道沿いに咲くイブキトラノ |
上蒜山 中蒜山を振り返る。 |
上蒜山への上りから中蒜山を見る。 上蒜山への上りから蒜山盆地を |
(上)上蒜山山頂(1202m)に立つ。樹林に囲まれ展望はない。 (右)上蒜山への上りは急登だ。鎖が取り付けてあるが、太くて重いため握って登ると逆に疲れる。 |
ササユリ |
シモツケ |
上蒜山を下山、急登を下る。 |
笹原の尾根道を行く。 |
上蒜山への稜線・美しいと思う。 |
総合登山記録 山口県の山 中国百名山 九州百名山 四国百名山 日本百名山 関東の山 南アルプス 屋久島縦走
航海記録 旅の記録 海の風景・ギャラリー 沖縄 山で見た花
Copyright(c)2014 軽きゃんぱー里山放浪記. all right reserved.